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動画を手元に残さない動画ツール

13種類の動画ツールを無料・登録不要で。何も保存されません。コンテナの入れ替えだけで済むファイルは、再エンコードもしません。

13個のツール・登録不要・透かしなし

ほとんどのツールは、1つのファイルに1つの処理を行います。送れるサイズまで動画を小さくしたいなら、まずは動画圧縮。ほかのソフトで確実に開けるファイルが欲しいなら、手元の形式の名前が付いた変換ツール(MKV MP4変換、MOV MP4変換、AVI MP4変換)を。クリップの一部だけを残したいなら動画カットです。一覧の下の解説では、意外に思われがちな点を取り上げます。変換にまったくコストがかからないのはどんなときか、そしてブラウザが適さないのはどんな場面かです。

コンテナとコーデック、変換にコストがかからないとき

拡張子が表しているのは箱であって、中身ではありません。.mp4、.mkv、.mov、.webmはコンテナで、トラック、タイムスタンプ、いくつかの管理情報を収めています。映像の実体、つまりプレーヤーがデコードできなければならないものは、中に入っているコーデックです。最近のファイルならH.264、HEVC、VP9、AV1、古いファイルならDivX、Xvid、Sorenson Spark、VP6です。同じ拡張子の2つのファイルでも、作業内容がまったく異なることがあります。

「MP4に変換」が数秒で終わることもあれば、1時間かかることもあるのはそのためです。中のコーデックがMP4に入れられるものなら、エンコード済みの映像をバイト単位でそのままコピーし、箱だけを作り直します。2時間のH.264のMKVやMOVも数秒で変換でき、何もデコードしていないので映像はまったく同じです。コーデックがMP4に入れられない場合や、入れられてもほとんど再生できるものがない場合は、映像をデコードして再度エンコードする必要があります。AVI内のDivXやXvid、WEBM内のVP8やVP9、古いFLV内のSorenson SparkやVP6がこれに当たります。これは本当の再エンコードで、時間がかかり、画質もわずかに落ちます。どちらの方法を使ったかは、各ツールが表示します。

再エンコードのたびに非可逆の処理が新たに加わり、それは積み重なります。3つの変換ツールを通ったクリップは3回圧縮されており、どんな設定でも、それまでの処理で失われたものは取り戻せません。選べるなら、変換してから圧縮し、また変換するのではなく、すべての作業を1回で済ませてください。

カットがフレーム単位で正確になるのは、再エンコードする場合だけです。これはツールの欠点ではなく、圧縮された動画の仕組みによるものです。ほとんどのフレームは直前のフレームからの変化だけを記録しているので、コピーによるカットはキーフレームからしか始められません。キーフレームは、ほとんどのファイルで1〜2秒間隔です。動画カットは実際に使った時間を表示し、「正確にカット」をオンにすると開始部分を再エンコードして、指定した位置から始めます。動画回転がMP4やMOVで一瞬で終わるのも同じ理屈です。これらの形式は回転フラグを持っているので、クリップを回転させても数バイトを書き換えるだけで、ピクセルには一切触れません。AVI、WMV、MPEGにはそのようなフラグがないため、回転は映像に焼き込まれ、ファイルはMP4として返されます。

MP4はMKVより入れられるものが少なく、そこでファイルから失われるものがあります。MKVは多くのトラックを収めるために作られた形式で、複数の言語、字幕、チャプター、埋め込みフォント、カバーアートを持てます。どこでも再生できるMP4が持てるのは、映像トラック1本と音声トラック1本です。そのため変換後のファイルはメインの映像と音声を残し、それ以外は置いていきます。何が削除されたかは、後で気づくのではなくその場でお知らせします。もう1つよくある犠牲がドルビーデジタルとDTSの音声で、ここではAACに変換されます。そうしなければ、テレビで音が出ないファイルになってしまうからです。

ブラウザが本当に適さない場面

これらのツールは、お使いの端末にすでにある動画用ハードウェアを使います。ビデオ通話が使うのと同じチップです。そのため、ほとんどのブラウザツールよりはるかに高速ですが、良い話はここまでです。作業の途中で制限に気づくより、ここで先にお伝えしておきます。

出力はH.264とAACだけです。ブラウザがエンコーダーを提供していないため、HEVC、AV1、VP9へのエンコードは一切できません。H.264は最も互換性の高いコーデックですが、最近のコーデックの中では最も効率が低いので、ここで再エンコードしたものは、x265やSVT-AV1で同じ画質にしたものより大きくなります。ファイルサイズを最優先するなら、HandBrakeとffmpegはどちらも無料で、こちらより余裕で良い結果を出せます。

圧縮の設定は数値ではなく3段階です。「弱」「標準」「強」の3つと、オプションで1080pまたは720pへの縮小があります。CRF値の入力も、2パスエンコードも、エンコーダーの調整も、正確なファイルサイズの指定もできません。フィルターも一切ありません。インターレース解除がないのでインターレースのAVIには縞模様が残り、ノイズ除去、カラーグレーディング、トリミング、字幕の焼き込み、任意の角度での回転もなく、結合時のクロスフェードやタイトルもありません。HDRは標準のダイナミックレンジに変換されるので、明るいHDRのクリップは元よりも平坦な仕上がりになります。

処理の速さと上限は、お使いの端末で決まります。出力はメモリに保持されるのではなく、生成されるたびにブラウザ自身のストレージに書き込まれるので、長さの上限は主に空きディスク容量で決まります。ただし本当の再エンコードは、最近のノートパソコンでは実時間の数倍の速さ、スマートフォンでは実時間程度で進み、長い4Kファイルではスマートフォンが熱くなって途中で止まってしまいます。コピー(コンテナの入れ替え、消音、単純なカット、フラグによる回転)なら、何もデコードしないので長さに関係なく数秒です。

そして、人がクリックしたときに、1つのファイルに対して動きます。400本のクリップを定期的に変換するのは、ffmpegをシェルのループで回す仕事です。ffmpegは無料で、どんなWebページよりもこの作業に向いています。

似た名前のツールの選び方

MP4 MP3変換と動画から音声抽出。始まりは同じでも、結果が違います。MP4 MP3変換は、選んだビットレートで必ずMP3を作ります。動画から音声抽出では、MP3、M4A、WAVのいずれかを選べるほか、動画に保存されている音声を再エンコードせずにそのままコピーすることもできます。これは完全な抽出で、数秒で終わります。音声を編集するなら動画から音声抽出を、車で再生できるものが欲しいならMP4 MP3変換を選んでください。

動画から音声抽出と動画消音。動画から音声抽出は音声を独立したファイルとして取り出し、動画には手を付けません。動画消音は動画から音声トラックを削除し、映像だけを残します。この2つは同じ分離の両半分で、両方を実行すれば両方が手に入ります。最近のファイルならどちらも再エンコードしないので、劣化もありません。

MKV MP4変換と動画圧縮。MKV MP4変換は箱を変えるだけで、ファイルサイズはほぼ元のままです。映画を小さくする方法ではありません。動画圧縮はデータそのものを変えます。ファイルを小さくできるのはこれだけで、そのために再エンコードします。テレビでファイルが再生できないのが問題なら変換を。メールに添付できないのが問題なら圧縮を。その際は解像度も下げてください。高さを半分にするほうが、どんな画質設定よりもはるかに効果があります。

動画カットと動画GIF変換。どちらもクリップの一部を取り出します。カットは動画を作り、たいていは元と同じ形式で、たいていは再エンコードもしません。動画GIF変換は、1989年生まれの形式で音のないループ画像を作ります。1フレームあたり256色、すべてのフレームを丸ごと保存し、動きの圧縮は一切ありません。そのため、幅480ピクセルで3秒でも1 MB以上になります。チャットや課題管理ツールにはGIFを、10秒程度より長いものにはカットを使ってください。

これらのツールを支える技術

実際の処理を担うオープンソースのエンジンと、それらが実装している仕様です。

  • MediabunnyMPL-2.0 — コンテナの多重化・分離を行い、エンコーダーを制御.
  • WebCodecsSpecification — お使いの端末のハードウェアエンコーダーを利用するためのブラウザAPI.
  • gifencMIT — アニメーションGIFを書き出し.
  • gifuct-jsMIT — アニメーションGIFの全フレームを読み込み.

よくある質問

動画はどこかに保存されますか?

いいえ。ここでは何もどこにも送られず、保存もされません。順番待ちがないのもそのためです。4 GBの録画は、変換するよりサーバーに送るほうが時間がかかります。ページを読み込んだ後は、Wi-Fiをオフにしてもツールは動作します。

変換にはどのくらい時間がかかりますか?

再エンコードが必要かどうかで、まったく変わります。コンテナの入れ替え(MKV MP4変換、H.264のMOVからMP4への変換、消音、単純なカット、MP4の回転)は、映像をデコードせずにコピーするので、動画の長さに関係なく数秒です。本当の再エンコードは、最近のノートパソコンでは実時間の数倍の速さ、スマートフォンでは実時間程度で進みます。進行状況は常に表示され、いつでも中止できます。

ファイルサイズや1日あたりの制限はありますか?

アカウントも、使用量の上限も、1日あたりの制限もありません。回数を数えるサーバーがないからです。出力はメモリに保持されるのではなく、生成されるたびにブラウザ自身のストレージに書き込まれるので、実際の上限はタブではなく空きディスク容量です。ノートパソコンの容量が尽きるより先に、スマートフォンの根気が尽きるでしょう。

変換したらファイルが大きくなったのはなぜですか?

VP9、AV1、HEVCはH.264より効率が高く、ここで再エンコードすると必ずH.264で出力されるからです。VP9のWEBMと同じ画質をH.264で実現するには、どうしてもより多くのデータが必要です。サイズが重要なら後から動画圧縮をかけるか、特定のソフトで開けなかったことだけが問題だったなら元のファイルを使い続けてください。

購入またはレンタルした映画を変換できますか?

いいえ。コピー保護されたダウンロードや、保護が残ったままのDVDリッピングは、どのブラウザツールでも開けません。また、その保護を解除するお手伝いはしていません。ご自身で録画したものや保護されていないファイルは、通常どおり変換できます。

透かしは入りますか?

入りません。どのツールでも、どんな長さでも、動画に透かし、隅のロゴ、試用版の表示を入れることはありません。このページは広告によって無料で提供されています。